ラップ

2018年の振り返りと2019年の抱負

思えば去年の今ごろ、ラップは画面の向こうの娯楽でしかありませんでした。
ブラック企業と家を往復する生活に危機感を抱いて「このまま埋もれていていいのだろうか」と葛藤の最中にいました。

けれど1年経った今、有難いことに多くの人の支えがあり、見えている景色はまったく変わりました。変えてくれた出会いやコミュニティに感謝を込めて1年の振り返りと来年の抱負を綴ります。

去年の今ごろ考えていたこと

勤めていた会社での状況に違和感と葛藤を募らせていた去年の今ごろ。

  • 毎日のように終電近くまで勤務
  • 2人の特定の上司からの外見に対する暴言
  • 目標を達成しても評価されない体制

辛いという感情よりは、「このまま留まりづつけてはいけない」という危機感がありました。そんな最中で2018年どういう年にしようかなと考えている時に、落合陽一氏のこの動画を発見。

今年のテーマは『ポジション・アクション』だ!と思い立ち、すぐにやりたいことを紙にバッ―と書きなぐりました。
その中でも特にやると決めた4つがこれです。

・地元旭川に貢献できる仕事
・ラップ
・投資
・自炊をする(毎日外食生活からの脱出)

これをやるためには、ブラック企業に捧げていた可処分時間を取り返し、生活に余白を生むことが必要でした。

定時に上がって、余白を作る。その上で誰にも文句を言われないように仕事の結果を出し続ける。

そんな決意を地元旭川のモスバーガーで、降りしきる雪を眺めながら考えていました。

2018年の振り返り

1月:働き方を大転換し余白を作り出す

地元旭川から東京の職場に戻り、余白を作るために働き方を大転換しました。
毎日終電まで働く生活から、毎日定時に帰る生活へ。

予想通り、社内の嫌な目線や小言はありましたが、直属の上司からの手厚い応援もあり働き方の転換に成功して、生活に余白ができました。(Eさん、Tさん本当にありがとうございました。)

このころからTwitterを開始。

2月:ラップスクールに通う

余白ができたので、アクションあるのみ。
最初に取り組んだのが、画面の向こうでずっと憧れていた大好きなラップでした。

とはいえ、ラップの始め方なんてまったくわかりません。
不良カルチャーという怖いイメージから単身で飛び込むのにも勇気がいりました。

だから“ラップを学べる学校“に通うことを選択しました。
今までラップに感じていたハードルや偏見をぶち壊してくれたコミュニティ。それがラップスクールです。

とにかくラップが楽しい。ラップを介すことで、自信のなさから極力避けていた自己表現もできるようになっていきました。
※ここで得たことはもっともっとたくさんあります。ラップスクールに関しては長くなってしまうので過去記事参照。

ラップスクールにいって良かったことこんにちは。 ラップスクール7期のCHIMARUです。 ラップスクールって何かと叩かれがちです。 ・ラップは学ぶもので...

(創設者の和田さん、講師の掌幻さん・ACEさん、ラップスクール7期のみんな、本当にありがとうございました。)

3月:東京⇔名古屋を行き来する生活

定時でかえってラップする生活を実現するには、限られた定時内の時間でこれまで通りの仕事の成果を残すしかありません。どうしようか考え、これまで進出していなかった名古屋の市場を新しく開拓することに決めました。

その戦略が結果的に大当たり。労働時間を減らしながらも3月の時点で半期数値目標達成の見通しが立ったことで生活に余白ができました。
最終的に6月時点で「定時で帰りながら、半期目標売上180%」を達成。

4月:自分のコンテンツ作りを考える

さらに生活に余白ができたので、新しい挑戦しよう!と思い立ちます。

何がやりたいのか、自分に何が出来るのか、何に魂を燃やせるのか。
考えつくした結果、

「ラップスクールよりももっともっとラップを始めるハードルを低くしたコミュニティを作ろう」

という結論に至りました。

俺自身、ラップスクールに通えたのは

  • ・東京に住んでいた
  • ・自分で余裕を作り出したから
  • ・たまたまお金に余裕があった

という条件が揃っていたからなので、もっとハードルの低い

・全国どこでも誰でも参加できて
・隙間時間からもラップを始められる環境で
・金銭ハードルも低い

ようなコミュニティを作りたかった。構想と準備の4月でした。

5月:オンラインサイファー創設&MCバトルデビュー

当時から流行り始めていた「オンラインサロン」のような形がベストだという結論に至り、ラップ初心者向けのコミュニティ『オンラインサイファー』を創設。

・誰でもラップできる場をつくる
・ラップを介して交流を生む
・誰かの“ラップでやりたいこと”を一緒に実現する

そんな指針を掲げて立ち上げました。
オンラインサイファーの活動内容に関してはこちら
【オンラインサイファー活動報告】これまでの活動まとめ

当時立ち上げを協力してくれていた知人との仲たがいもありました。
そんな中でも、協力してくれる人がたくさんいました。

ラップスクール創設者の和田さんにはとても熱心に相談に乗っていただきました。ラップスクールの先生であり、ラップの大師匠の掌幻さんもコミュニティ作りに協力してくれることとなり、現在もスペシャルサポーターとして参加してくれています。本当に感謝しかありません。。

個人のラップ活動としては、初めてMCバトルにも出場。一回戦でるーざーさんにぼろ負けしています。

6月:ラップスクール卒業&初ライブ

6月は

  • ラッパーごんちゃんと初ライブ出演
  • 青空ラップ教室開催
  • 超初心者サイファー初開催

などラップの活動メイン。

◇ラッパーごんちゃんと初ライブ出演

自主イベント主催やライブ出演など初めての挑戦を必死に乗り越えながら、自分のポジションを模索し続ける日々でした。

7月:ラップスクールでのイベント主催

ラップスクール恒例の卒業イベント主催。
授業の一環としての取り組みで、イベントのほとんど全てを生徒で力を合わせて作り上げます。
(準備や集客、めちゃめちゃしんどかった…!)

ごんちゃんと一緒に作った「夢の中」という曲は、ラップスクールで仲間とラップする夢のような時間を歌った曲です。

イベント自体も成功を収めることができ、その自信は今でも生き続けています。

8月:会社を退社

見て分かる通り、ここまでラップまみれ。
ラップが楽しすぎて、そしてラップで出会う人が面白すぎて、ラップだけやっていたいという気持ちがどんどんと膨らんでいきます。

そんな中で、制限のかかる会社がどうしても嫌になり、辞めてしまいました。
会社を辞めた時の記事がこちら。
会社を辞めました!

入会者からの痛烈なディスに泣いたあの日

8月は、改めて兜の緒を締めなおす出来事もおきました。会社を辞める直前の8月2日のこと。オンラインサイファーに入会してくれているnagaさんからオンラインサイファーに関して、そして僕自身に関して突然猛烈な意見のリリックが飛んできます。

それがこれ。

オンラインサイファーのコミュニティ
入ってガッカリしてる 正直
痺れ切らしてコメントしたあの日が 抗日(こうにち)
言われなきゃ行動に移さないとか 小1?

それぞれの意志があって入会してる
集まったみんなHIPHOPを愛してる
色んな理由でサイファーできない気持ち噛み締める
なのにそれを踏みにじるyouどうかしてる

オンラインにないはずの国境と県境(けんざかい)
けどサイファーでは地方の人はメンバー外
オンラインとは名前ばかりこれって軽犯罪
将来の為に今ここでする念晴らし

(HOOK省略)

プロジェクト始動前に決めなかったのかやり方
そんなんで代表?委員長?は?何様?
神様に助け求めても明らかに手遅れな有様
今一度考えろオンラインサイファーの在り方

お金取ってるならちゃんとしなきゃダメじゃない?
現在の現状はとても見るに耐え難い
この先の活動ハテナだし権力者の欲が垂れ流し
遠慮はなしゲンコツで袋叩き

ままごとに付き合ってられるほど暇じゃない
若者もアラフォーもみんなして苦笑い
必要ないオタサーの姫のような扱い
私がOS(オンラインサイファー)のDOTAMAだ怖気づくお侍

正直、会社を出て少し泣いた。
その時はコミュニティを作って人数も増えてきた時期で、どうやって運用していいか迷っていたところもあり、主張はすごく理解ができました。逆にこんなに期待と想いをもってわざわざ送ってくれる人がいて少しだけ嬉しくなりました。
と同時にこの時に「必ず入ったことを後悔させないようなコミュニティにしよう!」と改めて心に誓いました。

(その後nagaさんとは仲良くやっているし、オンラインサイファーでずっと活動してくれています。改めてオンラインサイファーに入会しているみんな、本当にありがとうございます。)

9月:田舎フリーランス養成講座を受講

会社を辞めた後は何にも制限されたくなかったため、転職ではなくフリーランスへ転身を決意。田舎フリーランス養成講座へと投資をしました。
田舎フリーランス養成講座は、1ヶ月田舎に住み込んで、フリーランスの先輩である講師・メンターからフリーランスとして生きていくためのスキルを学ぶというもの。

ライティングなど場所・時間・収入に制限がないフリーランススキルを身に付け、そこでできた余白でオンラインサイファーの立ち上げや新たな挑戦を楽しむ

上記のように考えて受講を決めました。
ラップの活動を自由にやっていくための選択でした。

そこでは本当にたくさんのものが得られました。
(統括のゴウさん、講師メンターの方々・運営のじょりさん、いなフリ同期のみんな、本当にありがとうございました。)

いなフリで良かったことの最も大きな一つとしてろっくんに出会えたということもあります。カメラのセンス抜群で今年も沢山の写真を撮ってくれました。とても静かだけど、中には物凄い情熱を秘めていていつも刺激を受けています。

そして、いなフリの修了パーティーで披露した楽曲「われらがメンターあべちゃん」がわりと好評でした。

ツイッターのリツイート、いいね数以上に対面で「聞いたよ!」とか「あべちゃんの歌良かった!」という声をもらって勇気になりました。今年はこういうの沢山つくりたいと思っています。

その他のできごと

◇第四回超初心者サイファー

10月:いすみ移住&ライター業に精を出す

いなフリが終わり、フリーランスとして独り立ちの月。いなフリが終わってそのままいすみに移住することを選択します。
いなフリの開催地の千葉県いすみにいる人たちが好きだったというのと、まずは食っていかなければいけなったので専念できる環境に身を置きたかった。そんなこんなで10月はライター業に力を入れます。
結果はライター業だけで12万円と生活に必要な最低限のお金を稼ぐことができました。

ラップでは、
3回目のライブ出演&オンラインサイファーのメンバーステージデビューという出来事も。
ごんちゃんが出演するステージに僕だけじゃなく、オンラインサイファーの仲間もステージにあげてくれました。

その他のできごと

◇第5回超初心者サイファー開催

11月:ラップ合宿初開催&いなフリ運営スタッフ

11月は2つの大きな挑戦をした月でした。
1つはラップ合宿。もう1つはいなフリ運営スタッフ。

◇ラップ合宿


ラップ合宿は大成功だったので、1月26日に第2回を開催します(すでに満席)
【1/26~27 土日開催】第2回ラップ合宿!|サイファー・曲作り・レコーディング…ラップまみれの1泊2日

◇いなフリ運営スタッフ
9月は受講生でしたが、大好きなコミュニティだったので、11月に運営スタッフとして戻ってきました。

ぶっちゃけどっちも超大変でした(笑)。
でも、とても楽しかったし来年の動きに繋がる修行の期間になりました。

ちなみにこの月はバタバタしており、ライティング業の収入は8万円ほどに終わりました。

その他のできごと

◇認定ランサーになった

12月:新しいラップイベント盛りだくさん&いすみローカル起業部に出会う

12月もラップを通して、どんどん新しいことに挑戦する月でした。

  • 冬キャンプ×サイファー
  • お好み焼き×サイファー
  • コミュニティ甲子園
  • 白馬でリゾートバイト

◇冬キャンプ×サイファー

◇お好み焼き×サイファー

◇コミュニティ甲子園

◇白馬でリゾートバイト

ラップ、イベントやりすぎてライティングの収入がついに4万くらいになりました。
こりゃやばいと思ってリゾートバイトに白馬にきているわけです。

その他のできごと:いすみローカル起業部との出会い。

いすみは小商いの街と言われており、自分で小さなビジネスを展開している人が数多くいます。その中で、これからいすみ市で起業したいという人が集まっているのが「いすみローカル起業部」。
「地元旭川に貢献したい」という想いを実現するためにぴったりなコミュニティだし、なにより、主宰の鈴木奈央さんから学べることをたくさん吸収していきたいと思っています。

◇2018年総評

というわけで振り返り終了。思ったより長くなってしまった。

最初に掲げたテーマ「ポジション・アクション」は達成できた気がするし

・地元旭川に貢献できる仕事 ⇒hinodeといすみローカル起業部で実践で学ぶ(これから)
・ラップ ⇒自分なりの最大限のアクションができた
・投資 ⇒田舎養成フリーランス講座
・自炊をする(毎日外食の生活から抜け出す) ⇒移住してシェアハウスに住んで自炊するようになった

進捗具合に差はあれど、全部とっかかりをみつけることができた。
イベントもたくさんやった。やりたいことも見えた。

それでも全く満足していなくて、
今は、見える世界や景色がちょっとクリアになっただけ。
本当に突き進んでいくのはこれからだと思っています。

最後に、感謝したい人はまだまだたくさんいます。
ラップジャンキーのサイパス。尊敬するラッパーごんちゃん。急な申し込みでも泊めてくれたしぶや。応援し続けてくれている北海道の友達(特にAとU)。美味しいご飯作ってくれたばーしーさん。hinodeで暖かい居場所を作ってくれたてぃむさん、行武さん。まだまだいるけど書ききれない。
そして、家族や彼女にもめちゃくちゃ支えられました。全部の決断を理解してくれて、悩みながらも尊重してくれて本当にありがたいです。本当にありがとうございます。

◇2019年の抱負とテーマ

というわけで2019年はこのクリアになった景色をどんどんと突き進んでいくフェーズです。

進んでいく軸の中心には去年と変わらずオンラインサイファーがあります。

・誰でもラップできる場をもっと作りたいし
・ラップで交流をばんばん生んでいきたいし
・ラップでやりたいことを実現する場を作っていきたい

それが誰のためになるかなんて関係なく
それをやれれば俺は幸せな2019年になる気がしています。

テーマは「ラップコンテンツの生産に振り切る」ことと「みんなでつくる」ということです。

今年はとにかくオンラインサイファーを軸に、曲作りもそうだし、イベントでもブログでも動画でもラップのオリジナルコンテンツを生産する年にします。

去年はコミュニティ運営もそうだし、わりかし企画から実行まで1人でやってしまうことが多かったのですが
それだけじゃやりたいことに対してパワー不足だし、なによりみんなでやったほうが楽しい。

オリジナルコンテンツをみんなでつくっていって、その結果として
お世話になった人たちの恩返しになればいいなと思っています。その基準は自己満。

具体的に何をやっていくかは年間ベースで決めましたが、不確定な部分も多くあるので
しっかりとスケジュールとメンバーを調整して一つひとつ公開して行く予定です!
自分へのプレッシャーをかける意味でも今年はよりガンガン攻めます。

2019年1月からhinodeのスタッフになります

上記の抱負とテーマを達成するべく
1月からhinodeのスタッフになります。
これには4つ理由があります。

・ベーシックインカムを手に入れてその他はラップ事業に専念する
・いすみ市とhinodeが好き。hinodeのメンバーと一緒に働きたい
・もともとやりたかった「旭川での仕事」するための準備期間にする
・地方にラップの文化を広げたい

リゾバや失業保険・地域おこし協力隊・専業ライターの道など生活する選択肢はいくつかあったなかで、上記の理由からhinodeのスタッフを選びました。取り急ぎは週3程度の勤務予定。
(ライターは続けるけど、ライティングだけだと心身両面でしんどかった。これは別記事で書きます。)

hinodeの業務に関しては、はじめは地道に既存事業の手が回りきらない業務をこなします。
でも、それだけで終わる気はまったくなくて、せっかく参加するのであれば+αの仕事をして、いすみ市とhinodeの発展と成果にコミットしたいと思っています。
そして最終的には旭川に貢献する仕事に繋げていきたい。

ラップ(オンラインサイファー)に全力で振り切りながら、稼ぐ仕事は未来のやりたいこと(旭川での仕事)に繋がっている。

来年はそういう年にしたいです。

以上、2019年の年始に白馬のシャレオツなカフェで、降りしきる雪を眺めながら書いた駄文でした。
気づいたら1万文字…。長文読んでくれてありがとうございました。