こんにちは。
CHIMARUです。
先日、ラップの師匠掌幻さんとお話している中で
“ラップスクールの講師を続ける理由”の話になりました。
その理由がとても面白かったので、シェアします。
目次
ラップスクール創成期
掌幻さんは最初、ラップスクールの講師をやる!と決まった時
と思ったそうです。
掌幻さん自身は、仲間や友達とサイファーを続ける中でライブやMCバトルに自分の力で出場し、音源のリリースや数々のバトルでの優勝を勝ち取っていきました。
そんな掌幻さんにとって、ラップスクールのような場所は
「必要か?」という認識が、少なくとも開始最初はあったとのこと。
※しばしばラップスクールがディスの対象になるのは、ラッパー間でこういった認識があるからかもしれません。
しかし、生徒との交流、音源やライブでの真剣な姿を真横で見ていくうちにその考えが、
という考えに変わっていったそうです。
掌幻さんが講師を続ける理由 ~選択肢としてのラップスクール~
ラップスクールでは、掌幻さんもACEさんも、TVの前で見ていた憧れの人が
目の前にたって、親身になって、ラップを指導してくれます。
ただ、ラップスクールに通わなくとも
色々な場所で、いわいる“野良サイファー“はたくさん開催されています。
そこで始められる勇気がある人は、そこから始めることもできます。
ラップスクールに通って得られる一番大きなものは、ラップの技術でも実績でもなく、
同じ志の仲間であり、“ラップを始める、続けるきっかけ”です。
※もちろん技術もたくさん学べますw
との確信から、掌幻さんはラップスクールの講師を続けています。
この“選択肢を増やす”という活動に、僕は大きなリスペクトと感謝の念を抱いています。
僕自身もラップスクールに救われた一人
かくいう僕も、ラップするきっかけを探していた一人でした。
長らくの間、ラップには興味があるけれど怖くて手が出せない状態でした。
何が怖かったかというと、
・ラップの現場は不良ばっかりがいるんじゃないか というカルチャー面
・初心者だからいきなり現場にいったら馬鹿にされそう という心情面
2つが怖さがありました。
そんな中、ラップスクールを見つけて、大きな魅力を感じました。
・不良じゃない人もたくさん参加していそうだったし、
・初心者が集まる環境だから、馬鹿にされることはないだろう
と、カルチャー面でも心情的面でも、いきなり現場にいくよりはハードルが低かった。
金銭的にも、時間的にも、場所的にもラップスクールに通う条件がそろったので、2018年2月からラップスクールに通いました。
ラップスクールがラップするきっかけをくれたところから、あれよあれよ、とても楽しい日々が始まりました。

ラップスクールで提供しているもの
ラップスクールはラップをするきっかけを提供しています。
でも、あくまで“きっかけ”です。
そこから
・ラップを始める もよし
・ラップを語れる仲間を作る もよし
・活動を眺めている もよし
全ては自分次第です。
ただ、ラップスクールにいくだけで、ラップが上手くなるわけでも、成功できるわけでもありません。
きっかけを機に、
いかに「自分の行動に落とし込んでいくか」が重要だと思っています。
ラップ仲間を見つける機会
僕自身も“選択肢を増やす”という活動への共感が爆発し、いてもたってもいられなくなって
ラップスクール在学中に、オンラインサイファーを立ち上げました。
ラップを始めたくても始められなくて
金銭的にも、時間的にも、場所的にも
ラップスクールにも通えない、という人もたくさんいると思います。
そういった人達に、よりハードル低くラップを始めるきっかけを提供したい。
ラップを始めなくても、ラップの音源やバトルについて、気軽に話せる仲間が欲しいという人にも入会して欲しい。ラップ仲間をハードル低く見つける機会を作り続けたい。
踏み出せない人へ
もしこの記事を読んでいるひとで、踏み出せない、という人がいたら
TwitterのDMやFacebookメッセージに、問い合わせだけでもくれると嬉しいです。
僕も踏み出すのに、2年以上の月日がかかりました。だからこそ、その人それぞれにあった“きっかけ”が提供できればいいなと思っています。